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小さな菜園のある暮らし

夫婦で南信州に移住。山登ったり、自転車乗ったり、野菜作ったりしています。

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ベアドッグ

チリ側国境_サイズ変更
国境で働く犬。チリ国内持ち込み禁止の食物を嗅ぎわける。  チリにて(2010年11月)
旅の記録 チリ




こんなニュースがありました。
平成25年度「長野県ふるさとの森林づくり賞・緑の基金理事長賞」をベアドッグが受賞したというものです。

ベアドッグってご存知でしょうか? 私は知りませんでした。
軽井沢のNPO法人ピッキオが育成していた「ブレッド」というベアドッグ、2013年4月に急性骨髄性白血病でこの世を去ってしまったそうですが、その功績が認められ、今回、人以外では初めて受賞したとのことでした。

ベアドッグというのは、クマの匂いを察知する特別な訓練を受けた犬です。人家などに近づいたクマを吠え立てて追い払い、クマを傷つけることなく山や森へ帰すことができます。今回受賞したブレットは2004年にアメリカのベアドッグ訓練機関からやって来て、軽井沢町内におけるクマの目撃件数を大幅に減少させることができたんだそうです。犬種はフィンランド・カレリア地方原産のカレリアン・ベア・ドッグというもので、北欧ではクマだけでなく、イノシシやエルク(ヘラジカ)などの狩猟にも使われているそうです。北欧でクマ猟っていうとヒグマですよね。

毎年、秋になるとえさを求めてクマが人里まで下りてきてしまいます。そんなとき登場するのが地元の猟友会のみなさん。できることなら麻酔で眠らせて山へ帰して欲しいと願うのですが、駆除されてしまうことも多いですね。
ツキノワグマというのは雑食で、シカの幼獣を襲うこともあるらしいのですが、基本的にはドングリや果実、芽、昆虫、動物の死骸などを食べている平和な生き物です。山で人がツキノワグマに襲われたというニュースはよくありますが、ばったり出会ってしまってビックリしたり、子グマを守るための捨て身の行動なわけです。ツキノワグマから見たら、人間のほうがよほど恐ろしい存在に違いありません。

「銀牙」という漫画を読んだことがあるでしょうか。私が小学生のころ少年ジャンプで連載されていたものですから、もう30年も前になりますね。これは、凶暴なクマと犬たちの死闘を描いた漫画です。私はてっきり、この物語の舞台は北海道で、ヒグマと闘っているのだと思い込んでいました。先日、ブックオフで「銀牙」の単行本を見かけたので、あの犬たちは何犬だったのだろうと気になって、パラパラと読んでみました。すると、この話の舞台は秋田で、犬は秋田犬だったんです。クマはツキノワグマでした。銃で撃たれて、脳の機能が損傷して凶暴化してしまったツキノワグマと、秋田犬たちの闘いです。

日本では昔、里山では犬を放し飼いにしていて、その犬たちが社会を形成し、里山に近づく野生動物を追い払い、人家を守っていたと聞いたことがあります。最近は村の中では、よくサルを見かけます。1、2匹のときもあれば、群れでいるときもあります。民家のすぐ近くですよ。
今の日本で犬の放し飼いはできませんが、このベアドッグが日本中に広がって、人里に迷い込んでしまった野生動物を駆除することなく、山へ帰すことができたらいいなと思いました。

旅行中はたくさんの働く犬と出会いました。犬たちは人間と一緒に働くことを喜んでいるように見えます。私は犬が、特に日本犬が大好きなんです。あの、賢くて忠実な顔、堪らないですよね。犬の力を借りて、野生動物や自然と共生していけたら、とても素晴らしいことですね。


ピッキオのベアドッグ


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ヘラジカ注意の道路標識。  エストニアにて(2011年8月)
旅の記録 エストニア


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牛・羊追いの犬たち。  グルジアにて(2012年5月)


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変なことしたら容赦しねーぞ、という顔つきで私たちを見張る犬。  グルジアにて(2012年5月)
旅の記録 グルジア2


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