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小さな菜園のある暮らし

夫婦で南信州に移住。山登ったり、自転車乗ったり、野菜作ったりしています。

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お米のはなし

パクベンの托鉢_サイズ変更
早朝、托鉢をする寺の僧。住民はもち米などをお布施する。  ラオス・パクベンにて(2009年11月)




ここ数日は冬型の気圧配置で、晴れていても雪がちらついてくるという空模様です。昼間の気温も上がらず、3、4度といったところです。ラジオでは「真冬並みの寒さ」なんて言っているのですが、今ってまだ真冬じゃないんですね(笑)


お米の話です。
旅の間、お米はどこでも手に入りました。スーパーでは1kgに袋詰めされたものが売られていたし、個人商店や市場では計り売りで買うことが出来ましたよ。粘りのないお米ですね。ヨーロッパからアジアに近づいてくるとお米を食べている量が増え、そして美味しくなってきました。


イランには水田があって、かなりの親近感がわき、「アジアに帰ってきたなぁ」としみじみ感じました。イランでは主食としてパンとお米を食べています。お世話になったおうちでお米炊きを手伝ったことがあるのですが、その家ではまずお米を大量の水で茹でて、一度そのお湯を捨て、薄いパンを鍋底に敷いて油を入れた鍋に茹でた米を入れ、そこに水を足して炊き上げていました。鍋底に敷いた薄いパンがカリッとしたオコゲになって美味しいんです。ちょっと油っこいので、弱っているときには辛いかもしれませんが。
別のおうちではお米と短いスパゲティを一緒に炊いてありました。これも美味しかったですね。イランのお隣のトルコでは、そんなにお米を食べていなかったと思います。ライスプリンとか付け合せとか、ピラフもありましたけど、ヨーロッパと同じような位置づけでしたね。


ヨーロッパではパキスタン産のお米をよく見ました。中央アジアではロシア産やカザフスタン産もありましたね。お米ってどこでも作れるんですね。中国に入ったらお米は格段に美味しくなりました。でも、日本人ほどお米を食べているようではありませんでしたね。朝は麺や包子(パオズ)、揚げパンのようなものをよく食べていたし、食堂ではごはんかマントウを選べるところも多くて、マントウを食べている人も多かったです。マントウって何も入っていない蒸しパンですね。具のない肉まんってところです。


旅のはじめのころ訪れた東南アジアでは、お米が三毛作とか四毛作とかされていました。青々とした水田が印象的です。ラオスではカオニャオと呼ばれている蒸したもち米が主食でした。これ、美味しかったですよ。また食べたいです。


日本はもう言うまでもありませんね。日本のお米が一番です。蓋を開けたとき、一粒一粒がキラキラと輝いていますもんね。
日本に帰ってきて、対馬のスーパーで早速、日本のお米を買いましたよ。熊本産のお米でした。ちょっとその値段の高さにも驚いてしまいましたけど、炊いたときの米粒の美しさ、その美味しさは、さらに仰天してしまうレベルでしたね。日本のお米ってこんなにも美味しかったのか!!!と。 対馬の水も美味しかったんでしょうね。それからは毎晩テントで納豆と生たまごですよ。今思い出すと笑っちゃうくらい、飽きることなく毎晩毎晩食べてました。おかずは納豆と生たまご。両方を炊きたてごはんにかけて、かき混ぜて食べるのは絶品ですね。この組み合わせは他の追随を許さないゴールデンコンビです。そして欠かせないのがお味噌汁です。これ、日本人のソウルフードですよね。海外ではお醤油はあっても、お味噌はなかなか手に入りませんからね。


TPPの交渉で重要5項目になっているお米ですが(他4つは麦、牛・豚肉、乳製品、砂糖原料)、たとえ安いお米が入ってきたとしても、毎日食べるごはんには、やはり日本のお米を選びますよね。ただ、加工品のほうには安いお米がたくさん使われてしまうんでしょうね。強敵はアメリカ・カリフォルニア産のコシヒカリだと思っています。このお米はメキシコにいるときに食べたのですが、日本のお米と同じくらい美味しかったんですよ。あの品質で安かったら、これでいいかってことになっちゃうと思うんです。


日本がこれに対抗するには「安全性」と「近さ」ですよね。前にラジオで、日本は生産者と消費者の距離が近いのが強みだと言っているのを聞いたことがあります。農家が朝採った農産物を、近所の直売所に朝のうちに並べて、それを近所の人が買っていくということです。見えないところで生産され何をしているかわからない複雑な流通経路を通ってくるものより、はるかに安心感がありますね。
関税の完全撤廃を求めるアメリカと重要5項目について1ミリも引かないと言っている日本。交渉の行方がこれからどうなるのか、なんだか少し恐いような気がする反面、自分たちさえしっかりしていれば日本の農業は守れると思っている私は甘いでしょうか。


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水田が広がるイラン。ノスタルジーを感じる。  イラン北西部にて(2012年5月)


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ピーマンの中にお米とひき肉を入れて煮込んだ料理。後ろに見えているのはプロフ(油で炊いた炊き込みごはん)  ウズベキスタンにて(2012年7月)


旅の記録はこちら なかっぴー通信  ラオス イラン ウズベキスタン
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