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小さな菜園のある暮らし

夫婦で南信州に移住。山登ったり、自転車乗ったり、野菜作ったりしています。

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綿の栽培

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ある朝の中央アルプス。紅葉しています。 (2016年11月)

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同じ日の昼間。りんご(ふじ)の収穫はもうすぐ始まります。


今年は少しだけですが綿を栽培してみました。和綿です。
無農薬で育てましたが、これといった虫や病気の害はありませんでした。ただ、今年の過酷な気象条件のせいか(土も良くないのですが)、あまり大きくならず(膝丈くらい)収穫できた綿もほんのちょっぴりでした。条件が良ければ1m以上大きく育つそうです。

採れた綿はふわふわ。柔らかいけどコシがあって滑らかな肌触り。
糸をつむぐガンジーの姿を思い浮かべながら、これを糸にして布を織れたらどんなに素晴らしいだろうかと、新たな夢が膨らみました。それが出来るようになるのは果てしなく先のことですけど(笑)

自転車で中国を旅しているとき、新疆ウイグル自治区で綿花畑をたくさん目にしました。ちょうど収穫時季だったので、荷台に綿を満載したトラックが集積場所(市場?)に長い列を作っていることもしばしば。
家に戻ってきてタンスの中のTシャツを整理していたとき、シャツのタグに「新疆綿」と書かれているものがありました。ウイグルで見たあの綿が、糸になって布になってこのTシャツになって、今は我が家にあるという現代のシルクロード(綿だけど)。遠くに住む知人と思いがけず再会したような親しみと懐かしさを感じました。

綿はアオイ科ワタ属(1年または多年草)で、品種改良や交雑が進みたくさんの種類があるそうですが、大きく分けるとインドが原産でユーラシア大陸に広まったものと、アメリカ大陸が原産のものになります。
8世紀に日本に伝わった綿は日本の気候に馴染めず定着しなかったそうですが、16世紀末に再び中国や朝鮮から綿が伝わって栽培されるようになり、江戸時代に全国へ広まったとのこと。当時の日本では生糸のことを「ワタ」と呼んでいたので、それと区別するために綿のことは「木綿」と呼ぶようになったそうです。
1930年代には綿の輸出量が世界一になるほど盛んに栽培されていましたが、第二次世界大戦後は安価な外国産に押され衰退し、現在は個人や有志団体で生産されるのみで、国内自給率は限りなく0%(!)だそうですよ。

収穫した綿の中には種が入っていて、一つのコットンボールから12~14個の種が取れました。これで来年、さらにその先も繋いでいきたいと思います。綿の種は「天理やまのべ木綿庵」さんで購入しました。

綿の栽培記録
5月21日 種まき(畑に直播きして、余ったものはポットで育苗)
5月27日 ポットで発芽

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(左)ふわふわの綿に包まれた種。(右)発芽するとこんな感じ。

5月29日 畑で発芽
6月26日 ポット苗を畑に定植
8月 花が咲く。同じアオイ科のオクラの花と似ています。和綿は下を向いて咲きます。

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綿の花。オクラと似てますね。

11月3日 収穫
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実がはじけて綿になりました。

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収穫して種を取り出します。


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綿を満載したトラックの列。 新疆ウイグル自治区にて(2012年10月)

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あちこちに並んでいます。

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(左)分かりにくいけど左が綿花畑。(右)我が家にあった新疆綿のTシャツ。シルクロードの香りがしそうです。


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*Comment

こんばんは 

おにしさん、こんばんは。

綿のタネ、以前友達に貰って鉢で育てた事あります。
春に室内で種まきして、真夏は外に置きました。
30センチ位に育って、お花が3つ位咲いて、
ちゃんと綿が出来て、とっても嬉しかったです。(私はリースの飾りにしました)

育てた綿から糸を・・・そして布を織ったら是非見せて下さいね!
新疆ウィグル自治区・・良いですね~♪
おにしさん、トルファンにも(自転車で)行かれていますよね?
トルファン~カエンザン~いいなぁ
  • posted by おさる 
  • URL 
  • 2016.11/12 21:50分 
  • [Edit]

わぁ~ 

中央アルプスが素晴らしい!!
毎日こんな景色が見えるなんて、いいですね。
山が近い!さすが長野!

綿、育てたんですねー。すごー。
見た事ないです。花も綺麗。不思議な植物ですねー。
わたしもアメリカ南部のコットンフィールドを
見て見たいです。ここノースウェストとは全く
違う文化、自然、植生なのでとても行きたいです。
  • posted by ハチママ 
  • URL 
  • 2016.11/13 00:36分 

NoTitle 

林檎とアルプス
ホンマ絵に描いたようなって、このことやね♬

昔、おばぁちゃんちの蔵に(綿繰り機)がありました
きっと、ひいおばあちゃんくらいまではやってたんやろうなって思います
回したカラコロという音が好きでいじって遊んでました
  • posted by 沙羅. 
  • URL 
  • 2016.11/13 10:20分 

コメント遅くなりました。 

いつもコメントありがとうございます。
1週間ほど夫の実家へ出かけていて、コメントの返事が遅くなってしまいました。大変申し訳ありません。。。。

おさるさん
綿、育てたことあるんですね。可愛いですよねー。
私も15年くらい前に一度(実家にいるとき)、庭で育てたことがあって、そのときはドライフラワーにして部屋に飾ってました。そのあとどうしたのか憶えてないなぁ、捨てちゃったんだろうなぁ。
おさるさんは孫悟空(西遊記)ファン?
トルファン、カエンザン、、、自転車で通過しただけですが、あの熱さと乾きの印象は強烈です。

ハチママさん
今の季節は霧がかかることが多くて、幻想的な風景を見ることができますよ。是非遊びに来てください(笑)
広大なコットンフィールドは壮観でしょうねー。綿の栽培が盛んなのはアメリカ南部なんですね。
私もアメリカの大自然を見てみたいです。氷河やオーロラから青い海まで、自転車で横断縦断したら素晴らしいでしょうね。ちょっと治安の面が不安ですけど。。。

沙羅.さん
綿繰り機があったんですねー。いいなぁ。欲しいなぁ。
もうない?ですよね(笑)
この辺では綿のこと聞かないので(養蚕は盛んだった)、気候的に合ってないんでしょうね。境港に行ったとき、海とくらしの資料館というところで綿を糸や布にする道具がたくさん展示されてました。そっちのほうでは盛んだったんですね。
  • posted by おにし 
  • URL 
  • 2016.11/20 07:07分 

NoTitle 

綿繰り機、もうない・・です(笑)
養蚕もやってたらしく茅葺屋根の屋根裏?には蚕棚とかもありましたよ~
餌の桑とかも植えてあったしね
昔は色々やったたんやなぁって・・・...( = =) トオイメ
  • posted by 沙羅. 
  • URL 
  • 2016.11/20 17:45分 

NoTitle 

沙羅.さん
ですよね(笑)
茅葺屋根の家って維持するのは大変なんでしょうけど、子供にとってはワンダーランドですね。
  • posted by おにし 
  • URL 
  • 2016.11/21 09:59分 

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