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小さな菜園のある暮らし

夫婦で南信州に移住。山登ったり、自転車乗ったり、野菜作ったりしています。

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雑草と楽しむ庭づくり

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イヌタデとシロツメクサ。 借畑にて(2015年10月)

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庭に群生する(たぶん)キュウリソウ。揉むとキュウリの匂いがするとのこと。 我が家の庭にて(2015年4月)


「雑草と楽しむ庭づくり」(曳地トシ 曳地治著・築地書館)という本も読みました。
これは庭でよく目にするいわゆる”雑草”と呼ばれている植物について書かれています。この本の最後のほうに「基礎知識編」として、印象的なことがたくさん書かれていました。

雑草は「すべての土壌を改良できる」と言われているそうです。土壌の改良は、園芸植物や野菜ではできないとのこと。

例えばスギナは酸性土壌に生え、枯れたあとは自らが作ったカルシウムで酸性を中和してくれるとか、たんぽぽやアカザなど深根性のものは固い土を耕してくれるとか、マメ科の植物(シロツメグサ・アカツメグサ・レンゲ・カラスノエンドウなど)は大気中の窒素を根に固定してくれるとか、草が地面を覆い根を張ることで表土を固定して土が侵食されるのを防いでくれるとか、草によって土が紫外線から守られるため土壌菌や土壌微生物が保護される、等々。

これを読んで、除草剤や農薬がいかに環境に悪いかということを再確認し、売られている安い土や肥料の怪しさ、その地域に合った在来の植物の大切さがわかりました。
「雑草は必要なところにしか生えてこない」という言葉が心に残りました。

我が家は、すぐ隣にある畑を去年から貸してもらって野菜を作っているのですが、長年使われていなかった畑(元々は田んぼ)の土はあまりよくありません。そんなところにも雑草は生えてくるのですが、生えてくるのはイネ科の植物ばかりでした。
イネ科の植物は他の植物が生きられないような痩せた土地でも育つことができます。酸性土壌を好み、大気中の窒素を固定化し、枯れたあとそれを土壌に戻して肥沃にしてくれているんですね。

我が家の庭にはイネ科だけではなく、マメ科もキク科もアブラナ科もバラ科もタデ科もセリ科も・・・たくさんの種類の草が生えているのに、すぐ隣の畑にはそれがないのが不思議でした。何年も使われず、おそらく除草剤を撒かれていた土地はかなり痩せてしまったんでしょうね。

畑を借りるようになって今年は2年目でした。今年は借畑に生える雑草の種類が増えてきています。中性の土を好むオオイヌノフグリやホトケノザを見かけるのは嬉しいことです。
借畑は晴れの日が続くと土がからからに乾いてしまうのですが、そこに雑草が生えているとホッとします。草が日陰を作ってくれるので極度に乾燥することがありません。草があると虫が増え、それをエサとする爬虫類や鳥が来て、畑が賑やかになります。

借畑では貸し主さんの手前、草ぼうぼうにできないのですが、我が家の庭では気兼ねなく堂々と雑草が生えています(笑)
夏の間、背が高くなってしまった草は刈って堆肥にしていますが、くるみや他の木が茂っているところは地面に日があまりささないため、草が少なくなりました。生えてきても大きくは育ちません。普段歩いているところは草があまり生えなくなり、自然な感じで小道が出来ました。

砂利を敷いたりコンクリートで固めたりして、雑草が全くない庭をたまに見かけます。どうしてそんなに嫌うのだろうかと不思議です。個人の好みの問題ですから仕方ないですけど、味気ないなぁと思ってしまいます。

雑草のことを調べれば調べるほど、彼らの働きに驚かされますね。種を蒔かなくても、必要なところに勝手に生えてきて土壌を改良してくれる、健気でありがたい存在です。
この力が見直され注目され、もっと活用されたらいいのになぁ、と思います。農薬や肥料に頼らずに。


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(左)私の好きな花、カタバミ。葉っぱも花もかわいらしい。 (右)暖かいと元気に咲くオオイヌノフグリ。


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