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小さな菜園のある暮らし

夫婦で南信州に移住。山登ったり、自転車乗ったり、野菜作ったりしています。

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野宿生活

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落ち葉たっぷりの林の中。たまにシカが通ったりする。  ポーランドにて(2011年10月)


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アドリア海沿いはオリーブ畑にお世話になることが多かった。  クロアチアにて(2012年1月)


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冬将軍の猛追にいよいよ捕まる。  アルバニアにて(2012年2月)


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放牧された牛が勝手に家路につく。  グルジアにて(2012年4月)




一昨日は一日中雪が降り続きました。たくさん積もりましたよ。休みの日で本当に良かったです。ずっと家にこもって、のんびりすることができました。家があるって素晴らしいですよね。雨でも風でも吹雪でも、家の中で快適に過ごすことができて、温かい布団で朝までぐっすり眠ることができます。ほんと、幸せです。


自転車旅をしている間は基本的に野宿(テント泊)でした。雨でも風でも吹雪でも、テント生活です。寒いのが辛いのはもちろんなんですけど、暑いのもかなり不快でしんどいですよ。夏は虫もいますしね。なのになぜ、そんなに野宿ばかりしていたのかというと、理由は二つあります。町に入って宿探しをするのが面倒臭かったから、ということと、節約のため、です。
節約生活に応用できることがある(かもしれない)ので、どうぞ参考にしてみてください(笑)


テン場(キャンプ地)は夫が探してくれます。夫はテン場を探す能力が高いんですよ。良いテン場の条件は、人目につかず、静かで平らなところですね。落ち葉が積もった、もしくはフカフカの苔が生えている森や林が最適です。近くに清流が流れていたら最高物件ですね。何があるかわからないので、できるだけ風雨が避けられるところを選びます。そして重要なのが平らなこと。ちょっとした凸凹でも、テントの中で横になったとき気になりますからね。テントを張る前には、下の小石などを丁寧にどかします。テントの固定は、適当な石があるところでは石で、ないときはペグを使います。夜中に雨が降って悲惨な目に遭いたくないので、フライはきっちりと張ります。


テント内には、下に銀マット、その上にウレタンマットを敷きます。中国製のウレタンマットはすぐにぺったんこになってしまいましたが、寒いときはそれでもないよりマシでした。寝具は三季用の寝袋(羽毛400g)とシュラフカバーを使っていました。真冬はダウンと、ありったけの服を着て寝るのですが、マイナス10度以下になると、さすがに寒くて眠れませんでしたね。


最大の楽しみは食事です。調理はMSRのガソリンストーブ「ドラゴンフライ」を使っていました。火力調整ができるので、炊飯に便利だったのですが、この調節ツマミが壊れてしまいました。ドラゴンフライは大きいので、火力調整ができないとなると、がさばるだけなんですよね。だったら最初から小型のウィスパーライトにすれば良かったと後悔しました。
私たちは登山をしていたので、山ヤの習性で炊事はテントの中でやります。ストーブはベニヤ板の上に置いて使うと便利ですね。食器はプラスチックのボウル(600ml)とプラスチックのカップを一人ひとつずつ。鍋は二つ。アルミ製とチタン製を使っていましたが、米炊きはチタン鍋だと今ひとつですね。チタン製のスプーンとフォーク、木曽ヒノキのお箸を持っていたのですが、オーストリアでなくしてしまいました。しかたなく、家庭用のスプーンとフォーク、ナイフを買いました。スロベニアのスーパーで中国製のお箸を見つけたので、それも買いました。食後の鍋や食器は、汚れをペーパーで拭き取るだけです。水や洗剤は使いません。どんなものを食べていたかは、野宿めし をご覧ください。


連続野宿の最長記録は25泊です。中国でのことです。中国ビザを1ヶ月しか持ってなかったので、できるだけ走りたいと思っていたらそうなりました。その間、気になるのはやっぱりお風呂ですよね。当然ながら入っていません。言い訳のようですが、中国を走っていたのは冬だったので、あまり汗をかかなかったんですよね。山登りしていると1週間から10日くらい山に入ることもあったので、あまり抵抗なく、そういうことができるんですね。とは言え、しばらくシャワーを浴びないでいると気になってきますよね。とりあえず毎日、ウェットティッシュで拭いていました。ウェットティッシュはどこでも手に入りましたよ。膝の裏には汚れがたまりやすいので要注意です。
水場があると、そこで頭や足を洗ったり、洗濯していましたね。夏だったら頭から水浴びしちゃいます。ペットボトルに汲んできた水で頭や手足を洗ったりもしました。ええ、まあ、完全にホームレスってことです(笑)


水は、地元の人が飲んでいれば水道水でも井戸水でも川の水でも、なんでも問題なく飲めました。水場がない国ではガソリンスタンドや食堂、民家などで水を分けてもらっていました。水道がなくて不便なところでも、みんな快く分けてくれました。安く売っている(つまり水道水が飲めない)ところでは5リットルや6リットルのものを買っていました。


野宿のときのトイレはもちろん青空トイレです。人目につかないところで済ませるわけですが、そのときに水を入れたペットボトルを持っていきます。終わった後、それでお尻を洗います。インド式ってやつです。これだとペーパーを使わずに済むので自然に優しい&経済的です。トイレットペーパーはどこでも手に入りますが、日本のように薄くて軟らかいものはあまりありません。
イラン人はキャンプが好きで、国のあちこちに無料のキャンプ地がありました。そこにはトイレや水道があるんですよ。イランではモスクに泊まることもできます。静かにキャンプはできませんが、トイレはキレイだし、安全で快適でしたよ。トイレについては、世界のトイレ のところで触れていますので、興味のある方はそちらもお読みくださいね。


自転車旅でテント泊は天候にかなり左右されます。好きでやっていたことですが、暑かったり寒かったり、体調を悪くしたり、辛いこともありましたよ。でも、もうやめたいなぁ、と思ったことは一度もありませんでした。旅の終わりが近づいてきたときは、我が家へ帰れる安堵感とは別に、淋しい気持ちもありました。そして、終わってみると、辛かったことってあんまり思い出せませんね。人生ってそんなものなのかもしれません。


旅の記録はこちら なかっぴー通信


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こんなキャンプ地がたくさんあって、テント泊する人多数。近くにはモスクがある。  イランにて(2012年6月)


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草原の国では草原の中で。  キルギスにて(2012年8月)


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最後はこんなところでキャンプしちゃいました。  韓国にて(2013年1月)


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帰国一日目は海水浴場の無料キャンプ場。  対馬・井口浜にて(2013年1月)



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(左)共用井戸がどこにでもあるウクライナ  (右)水場と優良テン場天国のブルガリア


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(左)近所の子が見守る中で洗顔中  (右)埃を落としてさっぱり  どちらもタジキスタン
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