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小さな菜園のある暮らし

夫婦で南信州に移住。山登ったり、自転車乗ったり、野菜作ったりしています。

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もらい風呂

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山の中にある美しい村。  グルジア・アジャリア自治共和国にて(2012年4月)


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もらいシャワーをさせてもらったお隣さんの家。  グルジア・アジャリア自治共和国にて(2012年4月)




ポリアンナ先生(60代)が子供のころは、家でヤギやウサギを飼っていたそうです。ヤギはお乳を搾るため、ウサギは食べるためです。(ポリアンナ先生はこちらを参照 笑いの効能
トイレは、地面に穴を掘り、そこへ大きな桶を埋め、桶に板を2枚渡し、その板の上にまたがって用を済ましていたそうです。排泄物は畑の肥料に使っていたとのこと。
そのころは、近所の家がお風呂を焚くと、そこへお風呂をもらいに行ったんだそうです。先生の家がお風呂を焚くと、近所の方がもらいに来たんだとか。なんて素晴らしい習慣だったんでしょうね。


旅行中、もらい風呂ならぬ”もらいシャワー”をさせてもらったことがあります。グルジアでのことです。
グルジアは旧ソ連の構成国の一つで、1991年のソ連解体のときに独立した国です。グルジア国内にも小さな共和国がいくつかあり、その一つがアジャリア自治共和国です。トルコの隣で、西は黒海に面しています。


のどかな山道を走っていたとき、道端で偶然出会った男性が「うちに泊まっていけ」と誘ってくれました。アジャリア自治共和国はムスリム(イスラム教徒)の国です。ムスリムの国では、こういったことがよくあります。イスラム教には、「旅人には3日間まで無償で宿と食事を与えなさい」という教えがあるんですね。本当にムスリムの方たちは、とっっっても親切なんですよ。(グルジアはグルジア正教)


私たちはありがたくお世話になることにしました。連れられていったところは、とても素朴な山の家でした。木でできた家と動物小屋があり、牛や鶏を飼っています。そこでの生活も素朴なもので、朝はお母さんの手作り焼きたてパンの香りが漂います。
その家はちょうど新築中で、シャワーが使えなかったんですね。そこで、近所の家までシャワーを借りに行きました。わざわざシャワーを借りに行くなんて、なんだか面倒で申し訳ない気がしたので、最初は遠慮してしまいました。その家の人たちは、私が何を遠慮しているのか全く理解できないといった風でした。


真っ暗な夜道を、懐中電灯片手に、少し離れた隣家まで出かけました。そこで熱々のシャワーを貸してもらい、お茶やお菓子などをいただき、また真っ暗な夜道を帰りました。星がとってもキレイでした。
突然シャワーを借りに行っても、特別驚かれることはなく、日常的に行われているようでした。小さな村でしたから、村人みんな親戚のようなものなんでしょうね。


村の中には手作り感いっぱいの、小さなジャーミィ(モスク)がありました。お祈りを呼びかけるアザーンは録音されたものではなく、おじいさんの生の声でした。歌うようなアザーンが、山の中の小さな村に響いていきます。村全体が神聖な空気に満たされていくようで、いつまでもいつまでも聴いていたい気持ちになりました。


旅の記録はこちら なかっぴー通信 グルジア1


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村のジャーミィ。そろそろお祈りの時間。  グルジア・アジャリア自治共和国にて(2012年4月)


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お世話になった家の家畜小屋  グルジア・アジャリア自治共和国にて(2012年4月)


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(左)留守番していた子牛  (右)牛たちが帰ってきた


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(左)水をたっぷり飲んで小屋へ入る  (右)農作業を手伝っていたらしい


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(左)村の学校には小学生から高校生までが通う  (右)帰りは全員で見送ってくれた
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