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小さな菜園のある暮らし

夫婦で南信州に移住。山登ったり、自転車乗ったり、野菜作ったりしています。

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文章を書く心

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巨大な図書館。中は勉強する学生と蔵書でいっぱい。  エジプト・アレクサンドリアにて(2010年5月)
旅の記録 エジプト




今年1冊目に読んだ本は「文章を書く心」(外山滋比古・福武文庫)、1986年に出版されたものです。
文章上達のコツがたくさん示されていて、文章を書く上でとても参考になりました。(以下、「」内は本文からの引用です。)


まずは日記のこと。 日記は文章上達の良い方法だと、外山さんは書いています。誰かに読んでもらうわけではないので、特に意識もせず、何気なく書いているのが日記ですが、それではいけないと言うんです。日記であっても、「読む人間(つまり、自分)のことを考えて書く」ようにしなくてはいけないと。 将来読むであろう自分のことを意識して日記を書いたことなどなかったので、なるほど、と納得してしまいました。確かに、昔の日記を読み返してみると、抽象的過ぎて意味がわからなかったり、いきなり話が飛んでしまって戸惑ったりします。最近では、読む人(将来の自分)のことを考えながら日記をつけるようにしています。


ここでは、文章を料理に例えています。おいしくて、つい食べ過ぎてしまうのが美味しい料理であるのと同じで、「先、先が読みたくなって、気が付いてみたらもう終わっていた。ああ、おもしろかった」というのが名文である、と。
文章を上手に書きたいのなら、「つねに他人のすぐれた文章に触れて、文章に対する目を養っておく必要もある」と言っています。そして、「書いたものを声に出して読み返す」といいそうですよ。「自分でなだらかに読めなくては、他人が読んでわからない」と。


文章を書いて、誰かに読んでもらうのなら、読者のことを考えなくてはいけません。
「何でもないことを書いておきながら、読む人がいちいち立ち止まらないと先へ進めない、よくわからない、というのは悪文である。読んでくれる人に失礼ですらある。」「不必要に読みにくい文章は筆者の思い上がりである。わかりやすく書けることを、わかりにくく書くのは読者の敵である。」とあります。何だか耳が痛いですね。私は、読んでくれる人のことを、ここまで考えて文章を書いたことがありませんでした。以後、気をつけます。
「書き上げたら、こんどは意地悪な読者になったつもりで、読み返す」ことを勧めています。なるほど、確かにこれはいい方法ですね。自分には甘くなってしまいがちですが、悪いところに気が付きそうです。


「形容詞や副詞を乱用しない」こと、「初めが勝負」であること、「その次に大事なのは、終わりの部分」であり、「終わりは余韻を決定する」・・・。 ”おもしろそうだ”と思ってもらえる書き出しを工夫し、最後には何らかの余韻を残す、とは、とても難しいですね。書きたいことをつらつらと書いているだけではダメなんです。これまた耳が痛くなってきますね。私はつい形容詞や副詞で言葉を飾りたくなってしまうのですが、「飾りたくなるのは幼いと思ってよい」のだと、バッサリ切られてしまいました。


非常に納得したのが、「流行語を乱用しないように心がけなくてはならない」というところ。特にカタカナ語。流行語は消えてしまうことがあるし、当然ながら古くなってしまいます。すると文章が古臭くなってしまいます。今、カタカナ語が氾濫していますが、私は何でもカタカナ語にするのが好きではないので、このブログでも極力使わないようにしています。日本語で表現できるものは日本語で書いたほうが、はっきりと理解できていいと思っています。(話すときはカタカナ語乱用してしまいますが。)


いい文章を書くには技術は必要ですが、「ことばの表現は心であって、技巧ではない」「つまり、文章に上達するには心を練る必要がある」とのこと。「文は心」です。豊かな感性を持って生活することが、いい文章を書くことにつながるんですね。「文は心」、しっかり胸に刻んでおきます。


いつも読んでくれている皆さん、ありがとうございます。読んでくれる人がいるからこそ、書く張り合いが出てきます。そして、偶然ここへやって来て、私のつたない文章を読んでくれた皆さん、ここでの一期一会を大切にしたいと思っています。ありがとうございました。


これからは、以上のことを大いに参考にして、おいしい文章が書けるように、文章道に精進していきますので、よろしくお願いいたします。


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私たちは読書が大好き。帰国してからは読書三昧。  鳥取県・大山ふもとのキャンプ場にて(2013年5月)
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